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ドクターズインタビュー
(生活習慣病編)

治った!と思っても放置したら意味がない
健康状態をいかにキープするかが大切

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大阪府八尾市の「しうちプライマリ・ケアクリニック」では、
健康診断をきっかけとして生活習慣病に関してのケアやアドバイスを行っています。
今回は、院長の志内先生に最近の傾向や気をつけるべきポイント等についてお聞きしました。

01

先生が最近「多いな」と感じる
生活習慣病はありますか?

どの病気が多いかどうかも大切なのですが、実は、そもそも生活習慣病を病気と思っていない方が多いのではないかと感じることが増えました。一時的に数値が良くなったことで「治った」という方がおられるんですが、実際にはそれを放置すると再発してしまうことがほとんどです。生活習慣病は「病気」ですから、しっかり薬を飲んで整えたり、生活習慣を変えなければ治るものではありません。

02

やはり生活習慣そのものを変えるのが
大切なんですね

そうですね。もちろん、お薬も効果的に服薬すると良いでしょう。「薬を飲むとやめられなくなる」という方もおられるんですが、そこについては少し厳しいお話かもしれませんが、薬に頼りたくないということであれば、生活習慣を根本から変えていかなければなりません。生活習慣病は自覚症状や初期症状がないものがほとんどですから、薬に頼りたくない気持ちはとてもわかりますが、生活習慣も改善せず服薬もしないとなると、積み重なった時に倒れてしまうということになりかねませんので、ぜひ医師と何度も相談していただき、どういった方向性が良いかを決めていきましょう。

病気に気づくきっかけは健診
定期的に受けるからこそわかることもあります

03

生活習慣を治していくための
ポイントはありますか?

生活習慣を改善していくのは病気によって細かなところで違うのですが、食事の見直し(塩分や糖分、脂質など)は完全にゼロにするのは現実的ではないですから、あくまでも量を減らしていきましょうということなんです。また、運動についても「週3日歩きましょう」とか色々なことがあると思うのですが、どんな改善であれ大切なことは“一生続けられるかどうか”です。患者様が末長く健康を維持していくために、どんな改善案だとしても「続けられるライン」を見つけなければならないと思いますから、検診の結果や日常生活をヒアリングさせていただいたところから、ベストな改善ポイントを探しましょう。

04

生活習慣病になっていると気づく
きっかけやサインはありますか?

そうですね、やはり健康診断の結果でわかることが多いです。日頃、よほど健康を意識しなければ毎日血圧を測る方はいないと思います。それに、体の中のことはご自身で検査しきれません。そのため、自分を客観的に知るきっかけとなって思いがけないトラブルに対処できるでしょう。

違和感を感じた時にはすでに進行している
専業主婦や経営者など機会がない方こそ意識してほしい

05

どんな方が健診を受けると
良いのでしょうか?

基本的には、会社勤めをしている人は年に1〜2度健康診断を受けることが義務となっています。また、パートやアルバイトとして働いている方も条件によっては受けることができます。ただ、条件に入っていない方や専業主婦(夫)、経営者の方は受ける機会がなかなかないため、ご自身でタイミングを決めて積極的に受けることをオススメしています。

06

生活習慣病が気になっている方への
メッセージをお願いします

生活習慣病を知り、予防するためにはご自身がどういった状態かを知ることが大切です。健康診断を定期的に受けることでご自身の状態を把握し、結果的に数値が悪かった場合にはどうすれば改善できるか、長く続けられる食習慣や運動習慣を見つけられるよう、当クリニックでは全力でサポートしています。まずは健康診断を受けるところから始めていただき、結果等についてはお気軽にご相談ください。